おかんの読書感想記その15:やっと読んだよ「蒼穹の昴」
2010年 02月 26日
毎日かあさん6巻、早速読みました~。鴨ちゃんとのお別れの5巻は涙、涙の感動巨編だったので、
今回は随分あっさりした印象。
面白い事は面白いんだけどねー。
やっぱり、子供が大きくなってくると、ちょっとトーンダウンしちゃうのかなぁ…
お子様達が思春期になったりしても、続くのかなぁ…
で、本題。
お友達ケリーちゃんお勧めの、浅田次郎さんの大作「蒼穹の昴」
ようやく読みました。
いやー、ぐいぐい読ませるわ。
馴染みの薄い中国清時代のお話なんです。
中国人以外が著した中国の本といえば、パールバックの大地も素晴らしくて大好き(いや1巻だけが好きなんですけど)なのですが、この蒼穹の昴も良い!
これぞ小説!言いたいです。
田舎の村の中でも一番貧しい家の子「春児」とお金持ちの家の息子(ただし妾腹)「文秀」を主人公とする大河ドラマなのですが…
ホントに子供の時の春児のいたいけで、かわいらしい事。
そして、生まれながらに出世を約束された星の元に産まれた文秀のかっこ良い事。
義兄弟の契りを交わしたのに、それぞれ違う道を歩み、歴史に翻弄されて敵対してしまうのです。
清時代の終焉を生きるこの二人の周りに、歴史的に有名な実在の人物が絡まって(ちょー有名な西太后や袁世凱、李鴻章などなど)フィクションなんだけど、ノンフィクションのような面白さ。
もぉ~ケリーちゃんみたいに、上手に作品紹介できないのが、もどかしいです。
浅田次郎さんの作品って、ちょっとあざとい位、泣かせようとするところがありますでしょ?
私もまんまと泣かされましたよ。
何度も何度も。
文庫本で4巻までありますが、あっという間に読んじゃいます。
そうそう、NHKのBS-hiで、このドラマをやっているのよね。
ウチは見られないのですが、早く普通のBSやNHK総合でやってほしいなー。
とはいえ、あらすじとかをみていると、原作とは設定が結構違うみたい。
でも、やはりあの作品を映像で見たいという気持ちに変わりはありません。
見たいよー、ドラマ。
ちなみに西太后役を田中裕子さんがやられているんですよ。他は中国人の役はみんな中国の役者さんがやってるのになー。
とにかく、読んで大満足。
ケリーちゃんありがとう。
珍妃の井戸とかも、読んでみたくなったわ~。
蒼穹の昴、良かったでしょ?登場人物もとても魅力的だったし、本当に映像が浮かぶような小説だったよね。
浅田次郎さんって、都会のお話を書くよりも、田舎の貧しくて真っすぐな人を表現するのがスゴクスゴク上手な気がします。
この作品は良かったわ~。
登場人物もどの人も皆、魅力的。悪い人も良い人も。
何かのインタビューだか、解説だかで読んだのですが、浅田次郎さんは、この小説を書きたくて小説家になったけど、こういうテーマってある程度売れっ子になってからでないと、世に出してもらえないので、一生懸命エンターテイメントの作品を出して、本当に自分が書きたいものを書いたというお話でした。
量産型の作家さんなので、うーむと思うものもありますが、こういう作品は本当に読み応えがあって、大好きですわ~。
