映画「告白」を観ました。
2010年 07月 02日
(このHP詳しいキャストとか、そういう知りたい事がわからないHPなの)
原作、読んでいたのに感想を書いていなかったわ…
きっと、いろいろ思っているうちに書きそびれたんだと思う。
本を読んでから随分時間が経っているので、忘れているところも多々あり、オチはわかっているものの割と新しい気持ちで映画を観る事ができました。
さて。
映画を観て…
本で読んでいた世界が映像で表現される時、たいていはちょっとがっかりな事が多いのですが、今回はバッチリ!でした。
全編、青みがかったグレートーンの世界で、曇り空や雨、水滴が映し出されます。
中島監督作品は、「下妻物語」も「嫌われ松子の一生」も大好きで、(「パコ」はええ話やと思うけど、ちょっと画面がクドイかなぁ…と思ってしまったの。)でも、今までとは違う色彩の映画ながら、やっぱり中島監督作品なんですなぁ…
松たか子さん、木村佳乃さんの2トップはすごく良かった!
松さんなんて、超お嬢様女優さんだったけど、本当にどこにでもいそうな女性教師に見えて、それでも既に心が壊れている様子がにじみ出て、静かな迫力がありました。
木村佳乃さんは本当に、美しいの。
過保護でダメダメのお母さんなんだけど、美しいお母さんだからこんなダメ母にも言い分があるって同情出来たわ。
このお母さん原作ではホンマにどうしようも無かったからねぇ…
中学生の皆さんに関しましては、主役男子二人がいまひとつかなぁ…
中学2~3年生というより、小学生みたいなんだもん。
見た目も、ヘアスタイルが似てて、最初よくわからんかった。
ただ、良くわからん位地味な子にキャスティングしたのには、何か意味があったんだろうと思うけど、私にはよくわからんかったなぁ…
でも、岡本愛ちゃんは、ものすごく可愛かった!
やっぱり、小さい子供が亡くなるお話は辛いです~。
とくに子役の芦田 愛菜ちゃんがね、あの辛くてしんどいドラマ「MOTHER」でも、気の毒でけなげなお嬢ちゃんの役をやっている子なのよ~。
途中まではすごく良かったのよ。
同じ事件を巡って告白している各人の背景、言い分がよくわかって、もちろん子供を遊び半分で殺すなんてことは最低なんだけど、それぞれの思いがあり、その思いがすれ違って誤解を生み、悪い方に悪い方に回って行く。
その悪い流れをどこかで止めて折り返す事が出来たら、こうはならなかったのに…
たとえば、主人公森口悠子が、少年Aの発明品を最初に見た時、
「すごいじゃないの!これ!」と褒めてあげていたらどうなってたんだろう?
でも、私でも悪い評判がある子が、あんな痛い思いをするような危ない物を持ってきたら、ムカツクやろうなぁ~。
最後の「なーんてね」は意味深ですな。
私は、本当はママのところにバッグを持って行ったりはしていなかったと思うんですけど…
そやって、観客に考えさせる映画もたまには良いでしょう。
さて、気になるのは、中学校の授業って、特におとなしくて人気が無い先生の授業って、あーんなに教室内が無秩序なのかしら?
あれで良いの?
あとひとつ。
最後の爆破シーン。
私は、森田芳光監督の「模倣犯」を思い出しましたよ。
あれはひどい映画だったけど、
今回の映画でもちょっとそれはないんじゃないの?
と、思っちゃった。
中島監督、独特のダークファンタジックな表現の一つか?とも思ったんだけどね…
なんか、ちょっと安っぽかった。
それでも、面白い映画でした。
だいぶ先になると思うけど、DVDでも良いから、一度観ておいた方が良いと思います。
