なんてLOVELYな映画なんでしょう。:「マッドマックス 怒りのデスロード」
2015年 07月 05日

「マッドマックス」
私の年代の人で少しでも映画に興味があれば、皆さんご存じだと思います。
わたくしも、思春期にこの映画を見て、大興奮!
大好きな映画でした。
「マッドマックス2」も良かったです。
3につきましては、印象が薄いです。
そして、最初のマッドマックス公開から36年!
とうとう新作がやってきました。
(とはいえ、旧作を観ていなくても全然大丈夫)
マッドマックス 怒りのデスロード
リンク先、音がでます。
観たい!観に行きたい~~~。
と、思いながらもなかなか時間がとれず、
いやしかし、これは絶対映画館で観なければならない。
とぐずぐずしてたら、もう今週末から「あんべちゃん」(我が家ではアベンジャーズのことをあんべちゃんと言ってます。)が始まって、もうマッドマックスは小さいスクリーンでしか見れなくなる~~~と、いうことで焦って金曜日、時間を作って観てきました。
イオンシネマ港北ニュータウン。
ULTIRAのスクリーンですよ。
なぜか、この時は2階のゴールドクラス席も1階席も同じ料金でしたので、2階の最前列に陣取りましたら…。
貸切でした。
(いや、もしかして上映直前に一人お見えになったかも…)
いや~~~~。
堪能したわぁ。
3DでULTIRAで。
本当はIMAXとか、立川のシアターでやってるらしい爆音上映とか、4D!とかで観たかったけど、とりあえず近所で一番でかくて音が良いところで。
こだわって良かったよ。
でも、3Dのせいか、途中ちょっと酔ったのかな。
胸やけしたような感じになりましたが、
最後は感動で涙がでましたよ。
スピード感、アクション、そして映像美。
どこをとっても絵になるの。
アーティスティックなアクション映画ですわ。
登場人物自体と、その衣装、キャラクターデザイン、背景、道具、全てが凝りに凝っていて、まさにARTですよ。
そして、狂ってる。
マックスさんが狂っている映画なんだろうけど、MAXIMUMにMADな映画でもありますわ。
この映画の感想。
よく
ヒャッハー!
といろいろな方が書かれています。
まぁ、確かにそうなんですけど、
でも、そうじゃないんです!
とも言いたい。
砂漠の中を、けったいなデコレーションした車やトラックが爆走して、どつきあいして、銃をぶっぱなして、殺し合いする。
それだけなんだけど、それだけじゃないのよ~~~。
なんちゅうか
LOVELYな映画なんですっっっ!
ネタバレありの感想は続きからです…。
最初、トカゲ系の生き物を生でお召し上がりになるのが、
マックスなん?ほんとこの人マックスなん?
と、思いましたよ。
更に、敵にあっさりつかまってるし。
なんだろう。
サバイブって言ってるわりには、なげやりに生きてるんだなぁ…。
と、思っていたら…。
今回の悪玉のボスはイモータンジョー。
変な顔に、変なプロテクターみたいな鎧つけて、それが人口シックスパックみたいなもんだから、
高須クリニックのかっちゃんを思い出してしまいましたよ。
そのイモータンジョーが悪の限りをつくして作り上げたと思われる、巨大砦の集落からは、
ノンストップでアクションが続きます。
出てくる民衆はみーんなどこか具合が悪そうな人ばかり。
悪の組織の人達もみんな白塗りの大駱駝艦?
そしてそして、やっぱり狂ってる!と思ったのが、母乳を絞りだされるためだけの遮光器土偶のようなおばちゃん達初め、全ての登場人物の造形。
これは、世界が一度破滅した後、汚染された世界で生きていかねばならない人々は、みなどこか具合がわるくて、五体満足で健康な人ってのは、本当に一部限られた人だけということらしいのです。
なので、イモータンジョーは健康な自分の子孫を残すことにこだわっていたのです。
そこで出てくるのが、シャーリーズセロン演じるフュリオサ。
彼女と共に逃げ、そして戦う美女たち。
本当に綺麗なの。
女として生まれたからには、彼女たちみたいになりたかったと切に願います。
その美女たちは、
私達はモノじゃない。産む機械じゃないと、怒っています。
後半でてくるフュリオサの生まれ故郷の人達も皆女性です。
これは、女性があほんだらの男どもと互角に戦う映画でもあります。
スカッとしますな。
そのあほんだらの男の中、
やる気はあるけど、ちょっとどんくさい彼、ニュークス君に注目です。
なんか憎めない。
殺伐としたこの映画の中で、いつもにやっとさせてくれます。
最後は…。
泣かせるじゃないの!
ほんと彼はLOVELYよ。
舞台は砂漠です。
アフリカでロケをされたそうです。
赤い土、青い空。
特に前半の砂嵐が迫ってくるシーンなんて、本当に美しいの!
なんてLOVELYなの!って、彼じゃなくても思いますよ。
そういう風に、
私がこの映画で気に入ったのは、登場人物も、背景も、改造車を含めたお道具も、
全てが、美しいということ。
グロテスクなんだけど、きれいです。
どのシーンも絵画にしたくなります。
アクションシーンは、もっとやったれ!と力が入って応援してしまいます。
そんな感じで2時間余り。
ずっとドキドキできて、大満足でした。
この映画はLOVEに溢れています。
女性たちは希望を頼りに、戦い生き抜きます。
希望を亡くした後に残るのは狂気しかないと、見て、感じて知っているからです。
この映画は愛と希望の映画でした。
最後は感動して涙がでましたよ。
でも、不満もあります。
これは一番最初のマッドマックスの時もそうだったんですけど。
悪役のボスの死に方、殺され方が、
めちゃくちゃあっさりしていること。
え?これで死んだの?
こんなんで死んでしまったの?
こんなんで死んでいいの?
と思いますわ。
味方やいい人がつらいしんどそうな亡くなり方をしているのに、
悪役はみんなあっさり死んでるやーん!
納得いかないわ。
っていうのが、マイナス点ですね。
もし、近くの映画館でまだやっていたら、ぜひ観て欲しい。
映画館で、観ていただきたいです。
