椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常 (正しい街)福岡サンパレス3月2日公演で諸業無常を知る。
2023年 03月 18日













名越由貴夫(ギター)
鳥越啓介(ベース)
林正樹(ピアノ)
佐藤芳明(アコーディオン)
石若駿(ドラム)
セットリスト [オリジナルの歌手]
1.あの世の門
2.我れは梔子 (くちなし) [林原めぐみ]
3.どん底まで
4.カリソメ乙女
5.走れゎナンバー
6.JL005便で(remix)
7.ワインレッドの心 (cover) [玉置浩二]
8.酒と下戸 [東京事変]
9.意識(remix)
10.神様、仏様
11. TOKYO
12. 天国へようこそ [東京事変]
13. 鶏と蛇と豚(衣装替え)
14. 幸先坂
15. 人生は夢だらけ
16. 仏だけ徒歩 [東京事変]
17. 新曲(ねこのうた?)
18. 公然の秘密 [東京事変]
19. 女の子は誰でも
20. eternal flame (cover) [Bangles]
21. いろはにほへと
22. 命の息吹き [林原めぐみ]
23. いとをかし
24. 長く短い祭
25. 緑酒 [東京事変]
26. NIPPON
27. アンコール
28. 青春の続き [高畑充希]
29. 母国情緒 [東京事変]
エンディング
シドと白日夢
椎名林檎さんとそのチームの本意とするところとはかけ離れているかもしれないけれど…
最初の衣装を見て感じた事。
ピンクのドレッドヘアにレースのスカーフを被せ、
褞袍のようなコートに、ワッペンをたくさんつけたズタ袋を斜め掛けにしている姿。
現代のホームレス夜鷹のように見えました。
ちなみに、椎名林檎さんは、メディアや公演の時の衣装は長らくGucci(アレッサンドロ・ミケーレ)でしたが、
この度、ミケーレがGucciを去ったからかどうなのか、
神田恵介さんの衣装です。
そのホームレスからの~
褞袍の下は、なんと、オレンジかピンク系のベージュのような色、
レースのボディスーツとガーターベルト、ニーハイブーツ。
ローゲージのレース編みのようなニット。
非常にヌーディで、エロティシズムを感じました。
海外、特にアメリカの女性アーティストの皆さんのステージ衣装って、ボディスーツ多いですよね。
ビヨンセから始まって、メーガンジースタリオン、リゾ、テイラースイフト…
体形関係なく、これが私!と体をさらけ出してパフォーマンスをしていて、それはそれで素晴らしい事ですが、
ちょっとお腹いっぱいですわ。
その点、林檎さんの下着姿というのは、「女」を感じます。
男との対象の女ではなく、1人の人間としての女。
何を言いたいかわかりにくいと思います。
その後の衣装も、曲に合わせて少しずつマイナーチェンジをして変化するというもので、
「椎名林檎」を見て楽しめる内容です。
もちろん見るだけではなくて、
歌唱、声が良かったー。
林檎さんの曲の世界を表現するには、やはりご本人だなと思いました。
29曲、途中の衣装替え時以外は、出ずっぱりの歌いっぱなし。
だらけてしまう途中のMCもないのは、客としては公演の世界観が途切れなくて良いのですが、
演奏、歌唱する方はすごい集中力とエネルギーだと思います。
素晴らしかったです。
またステージセットはシンプルで、背景の映像が曲に合わせて変わるのみ。
バンドメンバー以外のダンサーなどの出演者はなし。
ちょっと寂しいわね。
バンドメンバーは、ギターと言えば普通は目立ちたいタイプだと思いますが、名越さんは黙々と演奏するタイプ。
ベースの鳥越さんは、ベーシストは変態(良い意味で)が多いという事を思い出しました。
色々なベースをアグレッシブに演奏されていてカッコ良かったです。
今回の公演は、コンサートやライブというより、
女の生について、喜び、楽しみ、悲しみをお芝居で見せてもらったような気がしました。
そんな中、ライブらしく「緑酒」や「NIPPON」ではちゃんと、お客さんの思いを発散できる間でした。
福岡ならではの「正しい街」や人気ナンバーワンの曲の「丸の内サディスティック」がない福岡公演でしたが、
たっぷりと堪能し、諸行無常を知りました。
4月にもう一度、諸行無常を更に深く知る機会がありますので、
刮目して参ります。
