映画感想記:「あなたになら言える秘密のこと」

最近見た映画(DVD)の感想でーす。

まず、

HOLIDAY

新しいことは何もない、予定調和のロマンスの映画でありますが、世知辛い世の中、たまにはこんなんも、ええねぇ…
しかし、キャメロンディアズさん。携帯電話のCMでもかわいいのですが、「インハーシューズ」とか、「メリーに首ったけ」とか、こういうキュートなアメリカの女の子の役はとてもお似合いなのですが、ちょっと食傷気味ですなぁ。
そして、ケイトウィンスレットさん。
たぶん、今の女優さんの平均からすると、かなりふっくらさんの部類に入るのではないかと思いますが(一般ピーポーからすると、ほっそーいと思うが)、あの二の腕やしっかりした太股を拝見すると、なんだか、安心できます。健康的でいいなぁと。
決して、ケーラナイトレイさんのようになって欲しくないです。私、こうういうちょっとクラシカルな美人さんは好きなので。
ジャックブラックはチビだし、小太りだし、おでこも広いけど、ほんとチャーミングな俳優さんよね。彼がでてくると楽しくなります。
ジュードロウって男前なんだけど、ちょっとおっさん臭いとこもあるよね。今回の役はそういうところが女の子のパパらしさになって良かったわ。
映画の内容はご都合主義でたいしたことないけど、それでも楽しい夢物語で、大いに楽しめました。

世界最速のインディアン

あぁぁ~!
私のレクター博士が、こんなええおじいちゃんになっちゃってぇ~。
こう、おじいちゃんのロードムービーで(ストレイトストーリーとかアバウトシュミットとか)なんか、こう、泣けちゃうんだなぁ。
そして、出てくる人、みんな彼のことを最初はちょっと迷惑だなぁと思いながらも、結局は力になってあげるのがいいわ。
こう、夢を追い続けるってこと、追い続けたい夢があるってことはいいなぁと思いました。

そして、

あなたになら言える秘密のこと


「死ぬまでにしたい10のこと」を観て、そんなに皆が泣けるというほどのもんでもなかったような気がする(いえ、泣いちゃいましたけどね)わ、なんて思っていましたが、同じ主演女優と監督さんということで…
この映画、私が考えていたのと、全然違う映画でした~~~~~。
ネタバレありなので…






いやもう、後半、涙涙涙ですわー。

なぜ、彼女が訛っているのか、人と交わろうとしないのか、休みもとらないで働いているのか、食べることに興味がないのか、新しい石鹸にこだわって手をあらうのか。
彼女が話す秘密を聞いたら、なるほど!と思います。
わたしの映画を観る前の想像では、
「わかーい時にしょーもないDV男を一緒になって、産んじゃった子どもを育てていたりするんじゃないのー。」
くらいにしか、思っていなかったんです。

でも、
心にも深い傷を負ったジョセフ(ティムロビンス、好きです)の傷の手当てをするうちに、彼女が話た秘密ってのは、
そりゃぁもう、平和ボケした私には、キョーレツなパンチで、聞きながらそんな話あるかい!(怒)いくらなんでもひどすぎるやんか!(怒)という思いで、涙がどんどんでてきました。
悲惨な話を、衝撃的な映像無しで、(男の監督だったら、リアリティーとか言いながらこれでもか!ってエグイ映像にしそう)ハンナの語りだけで、表現するんです。
でも、その方がショッキングな映像よりも、もっとしみじみと痛みを感じることができます。

私はクロアチア戦争について、新聞にちょっと載ってることくらいしか知らなかったので、おおいに反省しました。やはり国内情勢だけでなく、世界情勢にも目を向けよう。
ハンナ(主人公)のような、辛い経験をして、自分の国から出て行かねばならなかった人が60万人もいるそうです。
お年寄りと子どもがどれくらいの割合かはしりませんが、ハンナのようにレイプされ、拷問され、大切な人を目の前で亡くした上に故郷を捨てざるを得なかった女の人が、何十万人もいるわけです。
今の日本の私達は、経済的にも、政治的にも、宗教的にも、民族的にも、安定した生活をしていて、なのに、ちょっとした事で「心が疲れた」とか「心が傷ついた」とか「(傷つけられて)トラウマになった」とか言うけれど、人間として生きていくことを否定されるような仕打ちを受けても、生きていかねばならない人がこの世界にいるってことを知っておきたい。
もちろん、人それぞれに、それぞれの社会で辛いことや痛いことがあり、それを戦争体験と比較することなんて、出来ないんですけどね。当人にしてみれば、ものすごーく辛いわけですから。

映画は、まぁまぁ良かったねというエンディングだったので、良かったです。
ほんと、観てよかった。

余談
西原理恵子さんの御主人の鴨ちゃん。
戦場で映像や写真を撮る仕事をされていて、彼らのアジアパー伝とかを読んでいると、
「結局、この鴨は自分の甲斐性の無さを、人のせいにして、酒に逃げてるだけやないか!このヘタレが!」
と、思っていたのですが、考えを改めます。
彼は、やさしい、非常にまっとうな神経の持ち主だったのだろうと。
ボスニアヘルツェゴビナなどにも行かれていたようですが、戦争になると、敵味方関係なく、ハンナがされたようなことが、あちこちでやられていて、子ども、年寄り関係なく、どんどん死んでいって、そういうところで、「ピュリッツァー賞だ!」なんて言いながら、写真を撮ることが出来る人の方が、特殊です。
私がカメラマンでこういうところに行ったら、やはり、この世界の恐ろしさを感じて、酒や薬に逃げると思うんです。
by jumbo0317 | 2007-12-28 01:16 | 映画・TV | Comments(0)

じゃんぼなおかんです。食い意地こそが私の原動力。食べ物のお話、旅のお話、日々のあれこれを綴ります。御連絡はこちらにお願いいたします。   jumbo0317@yahoo.co.jp


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